榎戸 基 – えのと もとい – トラヤテレビサービス代表取締役社長
2021.11.13
トラヤテレビサービスは1959年(昭和34年)にカラーテレビの修理会社として創業しました。1967年に始めた病院の入院患者さんへのテレビレンタルは、他には無いユニークなサービスでした。2005年からトラヤは、業態を大きく変化させていきます。Webマーケティングから始まり、ホームページ制作、動画制作、そして、専門家による人材育成研修と新規事業にチャレンジしてきました。時代とともに変わるお客さまのニーズに応えて、他にはないユニークなサービスを提供するというトラヤの姿勢は、創業以来変わっていません。
2020年、私の姿勢は「祈りつつ前進」です。7年前から古い洋館に住んでいます。静岡英和女学院の外国人宣教師の住宅として1950年にW.M.ヴォーリズ氏が手がけた建物です。ヴォーリズさんは、ヴォーリズ建築事務所を創業し1500棟以上の洋館を建て、メンソレータムで知られる近江兄弟社を創業するなど多くの業績を残しました。ビジネスの成功だけでなく、病院や学校をつくって社会にも貢献しました。青い目の近江商人と呼ばれ、近江八幡市の名誉市民第1号にもなっています。多くの困難を乗り越えて、偉業を成し遂げたヴォーリズさんが、好んで使った言葉が「祈りつつ前進」です。これは新約聖書にある次の一節からきています。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(テサロニケの信徒への手紙一 5:16~18)私もヴォーリズさんに倣い、「祈りつつ前進」で行きたいと思います。